メディア掲載
大林組/朝礼システムの運用開始/モニターで情報伝達、大規模現場の運営効率化
2011年12月12日 日刊建設工業新聞
大林組は、「朝礼システム」の運用を都内の建設工事現場で開始した。朝礼で作業員に伝達している当日の主な作業内容、重機の稼働エリアや資機材の搬入ルート、立ち入り禁止区域をはじめとする安全対策関係などの情報をモニターから映像と音声で伝達する。作業員は入れ替わりながら情報を確認し、作業エリアへ向かう。職員や作業員からは「朝の時間の活用方法が変わった」「移動時間のロスが減った」「必要な情報を聞き取りやすくなった」と好評で、効果を検証しながら本格運用を検討する。
システムは、アクトエンジニアリング(東京都港区、石井春海社長)の製品を使ったもの。導入したのは、パレスホテルが東京・丸の内で進める「パレスホテル建て替え計画」の現場。ホテル棟とオフィス棟の地下4階地上23階建て塔屋2階延べ14万0302平方メートルの建物を建設する。設計は三菱地所設計、施工は大林組。12年2月14日の竣工を予定しており、現在約2000人が内装工事などに携わる。
「12月12日の朝礼を始めます」。朝礼スペースには4台のモニターがあり、作業員が入ると、そうしたアナウンスが流れ出し、作業内容や重機の稼働エリアなどが紹介される。現場では朝礼を10分間隔で実施中。約6分の映像を流し、作業員は約4分間隔で入れ替わる。1回の朝礼には100~150人が参加。「高層エリアの作業員ほど早い回に参加してくれている」(中込昭彦大林組建築本部本部長室担当課長)という。作業員は到着順に情報を確認した後、それぞれの作業エリアへ向かい、作業内容ごとの指示・連絡を受け、作業に着手する。システムは6月にホテル棟に導入した。効果を検証するため、オフィス棟には導入していない。
従来は、現場に早く到着しても朝礼まで待機する必要があった。大規模な工事現場では、作業が最盛期に突入した際、作業員を収容するスペースがなかったり、朝礼終了後から作業エリアへの移動に時間がかかったりするケースもある。大林組は、「職員と作業員、双方の負担が減り、生産性の向上も見込める」(同)として、大規模な現場を主体にシステムの活用を検討していく。
導入事例
大手ゼネコン 丸の内の現場
- ゼネコン社員の声
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- ・業者ごとに朝礼時間が分散するため、朝礼後の各職長との打合せ時間が長くとれるようになった。
- ・仮設エレベータの長い待ち時間がなくなる等、朝礼会場から作業までの移動がスムーズになった。
- ・安全当番の負担が減り、時間にゆとりができるようになった。
- ・安全当番による朝礼内容のばらつきが減った。
- ・聞きやすいため、皆しっかり見ていると思う。
- 職長の声
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- ・スムーズに仕事に着手できるようになった。
- ・早出から仕事に着手できて時間短縮になって良いと思う。
- ・声がよく聞こえる。内容も見易い。
- ・全員が画面を見るため、立ち入り禁止の場所等の注意事項が分かっている。
- 朝礼システム®導入前
- 朝礼システム®導入後











